こんなヤツが書いてます
・新人営業マン
・こんなツラしてます ・福岡のインターネットテレビ局でインターンシップしてました ・夢は喫茶店のマスター ・趣味はポストカード集め ・寒くても外で飯を食う ・いつも「いいオトモダチ」 ・やたらゴツイ ・妄想が激しい ・最近藤谷治作品が大好き ・ほっぺフェチ ・コインランドリーLOVE ・スノボだごヘタい ・玄関に卵をぶつけられた ・オフクロの親父ギャグが嫌 ・朝一は必ずコーヒー ・週一でジョグ ・2年半年後には世田谷区民 以前の記事
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2004年 06月 26日
夜中、なんかどっか行きたくなった。
せっかく原付きも手に入れたので適当に飛ばすことにした。 夜の海を見に行こうかな。 これもまったくなんとなく考えた。近くに海もあるけど、もっと自然な海。ちと田舎に行けばあるやろ。天気が悪かったのでバックパックに古着屋でもらったビニール袋と着替えのTシャツとハーフパンツをつっこんでとにかく西へ向かうことにした。 ニシヘ、ニシヘ。 金曜の夜、街中はこれから飲みにくりだそうとしているであろうスーツ姿と若者であふれかえっていた。一週間の中でこの日だけはやけに明るく見えるから不思議だ。熱気を背後に感じながら、逃げ出すように駆け抜けた。まだまだ明るい。 ニシヘ、ニシヘ。 昔通ったヨットハーバー。大学1年の夏は本当に暑く、熱かった。 「海さえあれば、それでいいんです!」 そう意気込んで入ったヨット部だった。初めて海に出たときの心細さ、それと相反する高揚感は今でも覚えている。狭い入り江を抜けると、そこには広大な海原が広がっていた。時には牙をもむいた大自然だったが、夏の海の心地よさを思えばなんともなかった。 いつも通っていた道順を追っているうちにいろんな思いがこみ上げてくる。こんなに海が好きなのに、愉快な仲間がそこにはいたのに、俺は逃げ出したんだ。自由になりたいからと言って。そして今まで自由をもてあましていた。もったいないことをしていたもんだ。 それに気付いたからこそ、俺は今を一生懸命に生きることができる。今を楽しもうと努力ができる。そうだ、海から見えたあの対岸へ行こう。 ニシヘ、ニシヘ。 海沿いのカーブを曲がれば、いつもいたハーバーが見える。目印の観覧車はずっと輝いて俺の帰り道を指してくれている。ありがたい。 急に思い出した。高校の頃、思い描いていた大学生生活。 暇な時間なんて信じていなかった。ずっと、毎日ドキドキがまっているものだと信じていた。いつも何かがあると、純粋な片思いをしていたんだ。 片思いは、ただ待っているだけでは伝わらない。そうだ、この思いを実現へと向かわせねば。 自堕落で暇な時間なんて、信じたくない。 ニシヘ、ニシヘ。 いつも見ていた対岸へとたどり着いた。前見た風景とまったく逆。真っ暗で、何も見えないはずの海に、楽しそうな自分が映し出されていた。 だんだんライトが少なくなってゆく。自分以外、車も見当たらない。天気が悪いのでまったく星が見えない。暗闇がどんどん俺を包み込んでいく。 いきなり、恐怖感が襲ってきた。 暗い、怖い。俺は地図ももたず、自分を導く光すら見つけることができず、ただ闇雲に駆けていく。「このまま突っ走れば、なんてことないさ。」そう言い聞かせてもどうしても怖い。この先道が無くなったら?もし、誰もいないこの場で原付きがトラブったら? ネガティブな思いにとらわれていく。 逃げ出したい! ニシヘ、ニシヘ。 まだまだ夜は始まったばかりだというのにもうすでに暗闇が全てを飲み込んでしまった。携帯で電波を飛ばせば、すぐに人とつながることができる。でも、そんなことで安堵感は訪れない。深夜になれば、ただの迷惑だ。 すっかり携帯に慣れてしまっていた自分に気付いた。いつもメールや電話をあまりしないけど、いつもそこにあるだけで誰かとつながっていると安心していたのか。いつも「一人が楽だ。」なんて言っていたが、そんなの嘘っぱちだ。俺はいつも孤独におそれおののいていたのか? 雨が降り出した。カッパなんてもっていない。服が濡れ、視界がさえぎられていく。雨宿りをして孤独の怖さを思い知らされる。帰ろうと思えば、まだ帰ることができる。 ニシヘ、ニシヘ。 次第に雨は勢いを失っていく。振り向けば、闇。先にあるのも、闇。ここで立ち戻れば俺は自分の弱さを認めてしまう。怖いが、先へと進む。 ライトはもう見当たらない。民家がポツリポツリとあるだけだ。 「こえ~~~~~~ぞ~~~~~!!!!」 時速50キロの叫びは誰かの耳の届いただろうか? 光を探し、そのほうへと進むがすぐに闇が追いついてくる。タクシーが俺を追い抜く。 必死に追いかけるが追いつけるわけが無かった。 ニシヘ、ニシヘ。 標識を見ても自分が知っている地名は見当たらない。誰かに聞こうにも誰もいない。 こりゃだめだわ。帰ろう。 ヒガシヘ、ヒガシヘ。 帰り道はなぜかホッとしていた。ところどころにある街灯が俺を導いてくれているようにしか思えなかった。 これから先の将来、見えない闇だらけだ。どこへ行けばいいのか?どのように進めばいいのか?一人じゃ闇を抜けられないことを痛感した。 でも周りの人々は俺に光を与えてくれる。一緒に迷いながらも、その存在は安心させてくれる。自分の弱さを認めることも大事なもんだ。 てか、さみー!ダチの家に転がり込んで、朝までサッカーを観戦しましたとさ。 チャンチャン♪
by tikyuuhaaokunai
| 2004-06-26 14:56
| 日記
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